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現場日記

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長泉町下長窪マイホーム注文住宅 上棟2

 2階の梁から、小屋裏の組立に移りました、もう少しで全体の形が出来てきます。

 

手前にある梁(はり)に丸い穴が見えるでしょうか?そこには羽子板ボルトと言って金物が付いています。これにより、木材同士がしっかりと固定されていくのです。

相変わらずポターンクレーンは電気なので、静かに木材を運んでいます、昔のようにエンジン音は全くしませんので、近所にも騒音のご迷惑が掛かりません。

 

 

 

 2階の柱も、梁(はり)や桁(けた)もどんどん出来ていきます。木材は基本はクレーンで運びますが、1本単位は手で運んだ方が早い場合があるんです。

 

斜めにある木材は何かわかりますか? これは仮筋交い(かりすじかい)と言って、壁が出来ていないのでぐらぐら揺れるのを仮に防いでいます。 この仮筋交いを打っていく時に登場するのが、下げ振りです。そう、おもりが付いた糸を上から垂らして柱と糸の間隔が、上と下とで同じになるようにしていくのです。

 

 

 下げ振りで垂直を見ています、昔は糸とおもりだけでしたが、現在ではアルミでできた四角い箱の中に糸とおもりが入っています。

 

なぜ四角い箱が必要かと言うと、風の影響を受けないためです。

風があるとおもりがなかなか定まらず、大変時間がかかっていたのを誰かが考えたんでしょう!! 筒の中に入れればいいと。

考えた人すごいですね。 もちろんこの測る位置は、2面を測ります、縦えば東と南とか。

そうする事で、本当の垂直がわかるのです。 その時の言葉で面白いのは、ふつうは北とか南とか言うのですが、例えば山側とか、沼津がわとか、富士山がわとか、三島がわとか、いろいろ言うのでちょっと面白いですね。

 

 

 

 下げ振りで垂直を見ながら、仮筋交いを止めていきます。この作業は2人で行うと効率が良いのです。

 

この仮筋交いを止めるときに活躍するのが、ハンドルが付いている道具を使いチェーンで引っ張ります。 手じゃなかなか動かないからです、当たり前ですが。 この筋交い調整の道具のおかげで、ピッタリ垂直になります。 あと気をつけなければならない点は、その職人さん同士息を合わせる事です。 お互いがコミュニケーションを図りながら作業する事で、正確な数字も出ますし、事故も起こらなくなるからです。

 

 

 次々に出来上がっていきます、この木材の加工は昔々は刻み(きざみ)と言って大工さんの下小屋(さぎょうじょ)で約2週間ほどかかっていました。

 

現在ではプレカットと言って、図面を渡すと上棟時に木材を組み立てられるように加工してきてくれます。

加工するためには、加工の機械に数値を入力する必要があるのです。 それさえしてしまえば、家1軒の加工は1日程度で終わるのではないでしょうか。 さらに詳しい図面を渡せば、ほとんど加工してきてくれるので、木材関係の廃材が出ないので現場が常に片付いています。

 

 

 こんな感じに出来上がってきました、建物が出来始めるとすごく大きく感じます。

 

土地や基礎だけの時に意外と小さいなと思っている方も多くいますが、出来上がるにつれて大きいですね!の声に変わってきます。手前にある平らな板は合板になります、屋根の野地板と言って、屋根を載せる下地材の事です。現在では合板を使いますが、なんと昔々は、10cm位の幅の板を隙間をあけて板を張っていた時代もありました。その隙間を、なんと木の皮で覆うのです、これで防水シートの代わりをさせていたのです。でもこれ以外と持つんです。

 

 

長泉町 注文住宅

今日も沼津店の香貫から現場管理にやってきました。 上棟はだいたい1日で形が出来ます、何とか屋根の野地板まで張れればいいのですが、どうでしょうか?そろそろ時間が迫ってきました。 暗くなると事故が起こる確率が高くなるので、無理して遅くまで工事は行いません。

大工さんは3人で、沼津市から1人、伊豆の国市から2人来ています。また、足場職人さんは沼津でも富士よりの方から3人です。

合計6人体制での作業なので、どんどん出来上がって行きますね、本来ならクレーン操作の運転手さんがいるのですが、再三出てきますが、今回はポターンクレーンなので、作用しながらベルトの所にあるリモコンで木材を吊り上げる操作をしているのです。

見てるとホント上手いですね。

今日も1日、無事おわりました、明日は野地板打ちやその上に敷く防水シート張になります。

 

 

 

 

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1つ前はこちらです 長泉町下長窪マイホーム注文住宅 上棟 建て方です

 

 

 

 

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