住みながらリフォームはできるの?注意点を徹底解説
リフォームの規模や内容にもよりますが、仮住まいを用意せず住みながらリフォームすることが出来る場合もあります。どのようなリフォームなら住みながらできて、そして住みながらリフォームすることへのメリットやデメリット、注意点についてまとめてみました。
~住みながらリフォームはできる?部位別チェック!~
まずは、リフォーム内容ごとに、住みながらの工事はできるのかどうか見ていきましょう。
▣ キッチンリフォーム
システムキッチンを交換する場合、工期が1日で済むことが多く、住みながらリフォームが可能な箇所です。しかし、キッチンの場所や間取りをリフォームする場合には、数日キッチンが使えなくなる可能性がでてきます。その場合は、外食などで対応しキッチンなしでできる生活をするか、ミニキッチンを仮設してそこで調理するといった方法を検討するか、どちらか考えておきましょう。
▣ バスリフォーム
ユニットバス交換くらいのリフォームであれば、2日ほどで完成します。その間浴室が使えないため、銭湯を利用するなど対策を考える必要はありますが、住みながらのリフォームは十分可能です。
▣ 内装リフォーム(壁・床)
住まい全体の内装リフォームをする場合、一時的に仮住まいを用意した方が短期間で効率よく工事を進めることができます。または、生活空間を確保しながら一部屋ずつリフォームを進めていき、住みながら行うこともできます。しかし、その分日数がかかり、職人さんへの人件費が高くつくことが懸念されています。
▣ フルリフォーム・スケルトンリフォーム
部屋の床・壁・天井を剥き出しの状態にしなくてはいけないリフォームの場合は、必然的に住みながらのリフォームは不可能ですよね。リフォーム工事にかかる日数によって、ホテルやウィークリーマンション、賃貸物件など仮に住める場所を探しておきましょう。
~住んだままリフォームするメリット~
住みながらのリフォームには、メリットとデメリットがあり、それをしっかりと理解してからどうするべきか決めることが大切です。まずはメリットの部分から見ていきましょう。
● 仮住まいがいらない分節約できる
住みながらリフォームするメリットは、やっぱり仮住まいにかかる費用がいらないという点でしょう。一時的にホテルを利用する場合は宿泊費用、ウィークリーマンションや賃貸物件なら家賃の他にも、敷金や礼金・仲介手数料・火災保険料など諸費用がかかるケースもあります。そういった費用が必要ないのは大きな魅力ですね。
● リフォーム経過を確認できる
どの程度までリフォームが進んでいるのか、毎日チェックできるという点も、住みながらリフォームのメリットです。職人さんと直接会話もできるため、要望を具体的に伝えたり、気になる点を聞いたりできる良さがあります。結果、満足度の高いリフォームができるはずです。
~住んだままリフォームするデメリット~
次は、デメリットについてです。これを知らずに住みながらリフォームして後悔してしまったなんてケースも多くあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
● 騒音やホコリの発生
工事を行うため、音やにおいの発生は避けることができません。また、既存の設備を取り外したり床を剥がす作業中に、ホコリがたくさん舞ってしまうこともあります。工事期間中は、それが気になってしまい家で食事ができない、洗濯物に汚れがつくため干せない、などの支障が出ることを理解しておく必要があります。
● 人の出入りがあり落ち着かない、プライバシーが確保できない
リフォームの内容によって、担当する職人さんが異なることが多く、キッチン、トイレ、クロスなど工事個所によって職人さんが入れ代わり立ち代わり出入りします。人の出入りが激しいことが気になり何も手につかなくなってしまったり、プライバシーが確保できなくてストレスになったりする可能性も出てきます。
● なかなか外出しづらい
職人さんに鍵を預けて外出するという手もありますが、セキュリティ面が心配で家にいるというケースが多いようです。ちょっと買い出しに行きたくても気になってなかなか出かけられないなど、外出しづらくなることも視野に入れておきましょう。
~住んだままリフォームする時の注意点~
メリットも多くありますが、やはり大変な面も多い住みながらのリフォーム。できるだけストレスなく、そしてスムーズに進めるためには、注意すべきポイントもあります。次は、注意点を見ていきましょう。
● 工事時期を慎重に考える
リフォーム内容によっては、工事期間中エアコンが使えなくなる可能性も出てきます。なるべく暑い時期や寒い時期は避けるようにしておくといいでしょう。また、少なくともストレスを感じてしまうことを考えて、子供の受験時期など大切な時期は外しておくなど対策をとる必要もあります。
● 工事の邪魔になってしまう荷物はトランクルームに預ける
住みながらのリフォームとは言っても、工事がスムーズに進行することを第一に考え、大きな家財道具などは一時的にトランクルームなどどこかに預けるとよいでしょう。この時に不要なものを整理するというのも良い方法ですね。
● キッチンやお風呂・トイレなどが使えない期間はどうするか考えておく
リフォーム内容によっては、キッチン・お風呂・トイレなど生活の必需品である水廻り設備が使えなくなることもあります。あらかじめ、工事期間中に何が使えなくなり、その期間はどれくらいあるのかなどをしっかり確認しておきましょう。そして、使えない期間中はどうするのか対処法を考えておきましょう。特に小さいお子様や高齢者がいる家庭は、負担にならないように配慮することが大切になってきます。
住みながらのリフォームをスムーズに進めて行くために、メリット・デメリットをしっかり理解して、またどのようにリフォームしていくのが自分たちにあっているのかを考えておく必要があることが分かりましたね。リフォーム会社と事前に綿密な打ち合わせをして、ストレスのないリフォームをできるといいですね!
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