【上棟式】工事を進められたことへの感謝と完成までの無事を祈願!
公開日:2022/1/25
最近はほとんど見かけなくなりましたが、住宅を建てている途中、屋根の上に竹で作った大きな弓矢を見かけた事がある人も多いと思います。
それは上棟式をやった一つの印みたいなものです。
上棟式・建前・棟上げ、この辺りでは上棟式をいろいろな言い方が言いますね。
例えば木造2階建の建物を建てた場合、基礎の上に土台を乗せその上に1階の柱を建てます。
柱の上に梁・桁を乗せて2階の床になる骨組みをします。更に2階の柱を建て、またその上に梁・桁を乗せて屋根の骨組みを造っていきます。
この屋根の一番高い部分の骨組みを棟木(むなき)と呼び、棟木が一番上に取り付けられた事で棟上げまで作業が進んだ事になります。
建て方作業が終わって大工の棟梁を屋根に残し、棟梁は屋根の一番高い所に竹と荒縄で作った弓矢を、表鬼門の方角に向けて立て祝詞をし、四方餅を投げます。
この四方餅を運良く手にした人は、次は自分が家を建てる番などと聞いた事があります。
地鎮祭の時と同じように、工事の無事安全祈願と、この家に住む人々の家内安全と繁栄を祈願して災いが来ないように表鬼門に大きな弓矢を向けているのです。
屋根の上に上がった奇数の衆がお神酒で乾杯します。
これが本来の上棟式・建前です。
下に降りてきて、今度はお施主様を含む職方衆とでお神酒で乾杯をします。
お施主様がご馳走やお酒を出していただいたり、またご祝儀を大工の棟梁・各職方衆に包んでくれたりします。
最後に、各職人衆はご祝儀をいただいたお礼に「祝歌」の木遣り(キヤリ)を歌います。
以上、ここまでが以前行っていた上棟式・建前です。
現在は飲酒運転違反や、お施主様に経済的にも相当負担を掛けてしまうなどの理由から、こうした行事もほとんど行っていません。
こうした一つの行事がまた一つ々と、無くなっていってしまうのは淋しい気がします。
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