建材建具(既成品建具)について
公開日:2023/11/10
こんにちは! リフォームハウスイワサキです。
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今回は木製建具についてです。
50年ほど前、木製建具というと建具屋さんが現場へ寸法を採りに行って一本一本を作業所で造っていました。
間仕切りドア・襖・内障子・雨戸等々、一般的な住宅で本数にすると70本から80本近くになりました。
それからしばらくすると、各建材メーカーが本腰を入れて既製品建具が現場で見掛けるようになりました。
既製品建具の大きな特長は、建具と枠が一体になってセットされ、現場に搬入される方法で、取付けは大工さんが枠ごと取付けてしまうため、工期が早くなります。
従来の木製建具は、建具を枠に取付ける際、ピタッと納めるために鋸で切ったり、鉋で削ったりしながら納めました。
建材建具の場合は、切ったり削ったりすることができません。
それに代わって建具を吊っている蝶番が特殊で、特殊な調整ネジがセットされていて、右や左に回すことにより微妙に建具が動いてくれて調節できるようになっています。
工場生産品で製品が常に均一のため、大工さんによる腕の良し悪しが無いために安心です。
時代はどんどんと変化しています。
例えば雨戸を取付けるニーズはあっても雨戸ではなく、代わりにシャッターが増えてきました。
仮に雨戸を必要としても、木製雨戸の建具を新しく注文される方は皆無に等しく、大半は鋼板雨戸に変わっています。
雨戸の需要が減ったのは、アルミサッシの普及と性能向上が主な要因なのでしょう。
玄関ドアも同様に、木製建具の温かさをうまく表現して、あの金属独特の冷たさ感はなく、一見アルミ製品には思えません。
既成建具の建材メーカーやサッシメーカーはユーザーの購買意欲を掻き立てるCMをバンバンとオンエアし、成功の証に数字を伸ばしています。
50年前と比較しても始まりませんが、住まい環境はそうした製品によって私たちの暮らしは、昔とは比較にならないくらい便利で快適になっていることに間違いありません。
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